ウールピットのグリーンチルドレン伝説。緑色の子供たちは、地底世界からやってきたのか?

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緑の子供 地底人

とても有名な昔話です。
12世紀頃、イギリスのウールピットという村に緑色の肌をした子供が現れました。
二人はどこから来た何者だったのでしょうか?

かげ
ウールピット村 Wikipediaより
かげ

12世紀頃のイギリス、ウールピット村に現れた二人の子供は何者だったのか?

二人は緑色の肌をしていて、現地の言葉は通じず、何も食べなかった。
そら豆にだけ興味を示して、食べたという。
言葉がしゃべれるようになった女の子が言うには、
「自分たちは、聖マーティンという薄明るい場所から来た」と。

聖マーティンとはどこなのか?
現代の科学で研究されている、
血液に藻を入れて光合成する生き物や、人工太陽は聖マーティンの手掛かりにはならないか?

日光の当たらない場所(トワイライト)から来た子供たち

いろいろな話がありますが、総合すると以下のようになります。

12世紀頃、イギリスサーフォーク州ウールピット村に緑色の子供(男女)が、狼を捕らえるための穴に落ちているところを見つかった。

彼らは見たこともない服装をしており、言葉(英語)が通じず、違う言語でお互い話しているようだった。
数日間、彼らは何も食べなかった。村の者がパンを見せたりしたが、食べ物だと認識している様子もなく泣き続けた。
そら豆を見せると茎の部分を開き、何にもないとわかるとまた泣き始め、豆を取り出して見せると貪るように食べ始めたという。そのうち、緑の肌も徐々に普通の肌色になっていった。
幼い男の子のほうは死んでしまったが、女の子のほうは生き残って言葉を覚え始めた。

彼女が語るには、
「自分たちは聖マーティンというところから来た。
そこは緑色の肌の人々が住んでいて、太陽の光の届かぬ薄明るい場所であった。明るい世界とは大きな川で隔たっていた。
自分たちは家畜の世話をしている途中で洞窟から鐘の音を聞いてそこに入った途端、明るい太陽と光に驚き倒れてしまった…そこへウールピット村の人がやってきて、自分たちを捕らえ連れてきた」

この女の子は大人になり、結婚したそうです。たぶん天寿を全うしたんでしょう。

緑の子供

自分で描いてみて初めて気づいたのだが、こんなビジュアルの子供が現れたら、
「YOUは何をしに地球へ?!」
と聞くと思う…。

肌が緑色の理由は?

彼らの肌はなぜ緑色だったか?
どのように緑だったのかも不明なので、いろいろ言われています。
つまり、日光に当たると緑に見えるのか、緑より青に近かったのか、顔色が極端に悪かったのか。

●低色素性貧血のため肌が緑色(栄養不足)
●メトヘモグロビン血症の一族だった。(米ケンタッキー州のファゲイト一族で有名)
●銀皮症だった。(体内に銀が蓄積されて起きる症状)
●事後ではあるが…ウールピット村の人々が豆ばかり食べさせるので緑色になってしまった。
ここまでが病理的な原因。

●金星など…から来たエイリアンだった。
●地底人だった。
●未来もしくは過去から来たタイムトラベラーだった。
これは現生人類とは違う種だったという説です。

まめ
まさか、豆だけで緑色なんて!

低色素性貧血のため肌が緑色(栄養不足)は、ないんじゃないかと思っています。
12世紀ということは、ヘンゼルとグレーテルみたいな恵まれない子供がたくさんいた時期であり、栄養不足の子供とかは普通にいたのではないかと。
また、低色素性貧血はイギリスでは緑病と呼ばれていたようで、この手の症状は知られていたのではないでしょうか。さらに、住んでいたところのすべての人が緑色だったということで、全員同じ症状だったとは思えません。

豆を食べ過ぎて緑色になってしまった…は、緑便がでることはあっても、緑色の肌はないと思われます。黄疸になることはあると思うけど…黄色いわけじゃないし。

前述しましたが、当時の人は顔色が悪い子供は見慣れていたんじゃないかと思うんです。
子供が多く死んだ時代でもあったし。
そんな当時の人たちが昔話を残すほど、彼らは「緑色」の肌だったのでしょう。

メトヘモグロビン血症の一族というのも、違う気がします。遺伝子学上の症状の場合、ものを食べられるようになって治っていくというものではないですよね。
銀皮症というのも違う気がしています。まだ病理的な原因の一つとしては可能性がないでもないけど、やはり体内に異物が蓄積している状態だとしたら、違う症状が現れるのではないだろうかと。

では、なぜ緑色なのか?
日光が当たらない場所に住んでいた。というところに原因がある気がします。

少ない太陽の光(?)でも生きられる人々

普通、太陽の光を浴びることができないとビタミンD欠乏症になります。

緑の肌の子供たち、及び聖マーティンの世界の人々は薄明るい場所で、どうやってビタミンD不足にならずに生きているのでしょうか?
もし、彼らが我々と同じような人間だったら、太陽は必要不可欠です。
…それで言ったら、氷河期の極めて太陽光の少ない時代を人類はどうやって生きていったのでしょうという疑問にも行き着く。

神話でいう大洪水の災害時に洞窟に人類が逃げ込んだかもしれない、という説は別に書きました。

地下都市
カイマクル地下都市 Wikipedia(ロイメール, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons)より

洞窟に逃げた人々は、どうやってビタミンD不足を補っていたんだろうか?
たまーにこっそり洞窟から顔を出したり…。
でも、それが数百年・数千年単位だったら。

…別の進化を遂げた人類がいてもおかしくないんじゃないか!

血液や皮下に藻類を共存させている生物というのがいます。
ウミウシやアブラムシとかですが、彼らは日光を栄養としてだけ生きていくことが可能なのです。
では、それだけ太陽の光が必要なんじゃないか!
と思うでしょうが、それはちょっと違うのではないだろうか。

海に住む生物は、太陽の光の中でも可視光線という弱い光を光合成でうまくエネルギーに変えているのです。強い紫外線を直接浴びているわけではなくても、光合成でエネルギーは作れます。

うみうし

つまり、薄明るい海の中に住むような生物が、光合成をうまく使って生きているのだとしたら、そのように進化した人間もいるのではないか。というのが私の考えです。
地上に住んでいる私たちは、光合成することよりも紫外線から身を守ることのほうが大切であり、今のところ肌の色を緑色にする必要はありません。(そういう実験も進んでいるようですが)

また、太陽の光によって以外に得られるビタミンDについては、茸や海藻類だそうです。
ウールピットに来たばかりの子供たちが「数日後、そら豆を見せると茎の部分を開き、何にもないとわかるとまた泣き始め」た理由は、もしかしたらそこにあるのかもしれません。
彼らの主食は豆ではなく、朽ちた木の内側に生えている豆のような形をした茸だったのではないでしょうか。

聖マーティンとはどこにあるのか?

太陽が薄暗くしか当たらない世界、聖マーティン。

そこはどこなのでしょうか?
これもいろいろな説があります。
●金星など別の惑星だった。
●地底世界だった。
●隣の村だった。
●未来や過去の世界
●次元の違う世界…

別の惑星説・次元の違う世界説もありえるかと思います。時空の穴に落ちてしまった場合ですね。
私は個人的にこれを経験したことがあるのです…(私は落ちてませんけどね)
その話は別に書くとして。

別の惑星から来た場合は、太陽の周期が違う・服装が違う・肌の色も違うということで、エイリアンだったということだと思います。
彼らの話を聞く限り、聖マーティンの文明の程度はその当時の地球と変わりない感じです。
辺境に住んでいて、それほど進んだ文明に触れていなかっただけ…ともいえるかもしれません。

タイムトラベラーにしては、家畜を追っていることなど当時の時代背景とマッチしているので、これは可能性が低そうだ。
隣村の住人なら、どうにかしてわかりそうなものだろう。

やはり、私は聖マーティンは地底世界だったのではないかと思うのです。
大洪水の後、地上に出た人と地底に残った人が分かれたのではないだろうか。
地底に住んだ人々は進化により肌が緑色になり、別の文化で生きていた。
ただし、人類の文明の速度があまり変わっていないため、この時点では家畜を追っていたりと地上と変わらない暮らしぶりをしている。
特に、聖マーティンと呼ばれた場所は地底世界の中でも辺境に位置しており、人々は貧しく茸を主食に暮らしていた。外の世界との隔たりがすぐ近くにあるという時点でだいぶ辺境です。

だが、地底世界中央ではどうだったか?
以前、書いたように 「それは宇宙人ではなくて、ひょっとすると地底人かもしれません。
中央では、宇宙人がその世界を管理しており、UFOの再製作も始まっていたかもしれません。

結論

この話題は、ずっと昔から興味があって真剣に考えてみたかったのです。
なぜ肌が緑色なのか?聖マーティンとはどこの世界なのか?

強い太陽光を浴びて倒れてしまったところを見ると、やはり太陽光の薄い場所で生きていたことは確かだと思います。
だけど、もっと前提として地下世界にいたら太陽は届くのか?という問題がありますね。
それについては、科学者たちが研究しています。
「地球上から太陽が無くなった場合」
核融合を使って、太陽と同じエネルギーを作り出すことが可能だそうです。

もしかして、地底世界の辺境である聖マーティンに暮らす人々は、うす暗い光をずっと太陽だと思っていたけれど、実はそれは宇宙人が作りだした人工太陽だったのではないか。
地球にずっと前からやってきている宇宙人は、どうも太陽光が苦手なようなんです。
もっともっと薄い光でなければ生きられないらしい…
だから、地底に住んだり海底に基地作っていたり、夜中心にUFO飛ばしている。
そう考えると、地底世界の太陽が薄明るい色だったのもよくわかる話です。

彼らの肌が緑色だったのも、宇宙人が進化を促したのかもしれません。
ただし、元は普通の肌色だったので、地上に出たら藻が消えていったのかも。

彼らが辺境の普通の子供でなければ、もっと優れた知識を持っていたでしょう。
でも、辺境に住んでいたからこそ、地上に出られたのかもしれません。
どうも追手もこなかったようだし。

今度は、逆に地底世界?に連れていかれたかもしれない子供の話である「ハーメルンの笛吹き男」について書いてみたいです。

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